コインランドリーは毎日の洗濯の手間を省いてくれる便利なサービスです。しかし利用者だけではなく、店舗を経営するオーナーにとってもコインランドリーにはメリットが多いのです。早速、どのようなメリットが得られるのかみていきましょう。
人手が不要
コインランドリーは店舗内に監視カメラや遠隔管理システムを取り付けておけば、基本的に無人営業が可能です。定期的に掃除や見回りさえ行えば、オーナーが直接店頭に立ったり、お客様対応をする必要はありません。
機器の故障や停電などの災害発生時にはコールセンターが活用できますし、オーナーも本部に直接連絡をして確認がとれるので、店舗とコールセンター、オーナーがうまく連携すれば安定的に無人経営ができます。
マンション投資より利回りが良い
同じ不動産投資でも、マンションへの投資は莫大な出費が発生する可能性があります。よく取り上げられる問題として「空室リスク」や「家賃滞納」が挙げられますが、それ以外にも設備の故障や老朽化にともなう改修作業にも費用がかかります。
資金が潤沢にあるオーナーにとっては問題なくても、投資費用が回収できなければ損失になってしまいます。近年では高齢者の孤独死問題や事故物件が忌避される傾向にあり、マンション投資にはさまざまなリスクが伴うと考えて良いでしょう。
その点、確実に利益があげられるコインランドリー経営は現実的であり、毎月一定の家賃や管理費を支払うだけですぐに開業が可能。一定の利用客が見込める場所に店舗を構えれば良いので、マンション投資よりも高い利回りが期待できます。
副業として安定収入
コインランドリー経営は不動産投資の中でも気軽に始められるものの一つ。マンションや駐車場などは空きが出たときのリスクがともないますが、コインランドリーは安定的に収入が得られる可能性が高いため、副業としておすすめです。
監視カメラと遠隔操作を導入した無人店舗は、本業をもっている方でも安心。日中は仕事に専念し、帰宅してから副業に取り掛かることもできるので安心ですね。
将来年金収入の代わりに安定収入
退職後は年金収入や株式などによる配当で生活を続けることになりますが、それだけでは心もとないと感じている方も多いかもしれません。
現役時代は副業でも、退職後には本業として取り組めるコインランドリー事業は、年金収入に代わる安定的な収入源になりうる可能性があります。
高所得者の節税対策
コインランドリー事業への投資は、2019年時点で施行されている「中小企業投資促進税制」の適用対象です。
中小企業投資促進税制が適用になると、投資した金額の約70％の即時償却が可能に。対象物件や投資を行ったタイミング次第で、80％を超える場合もあります。
これは、高所得者層の節税対策の一環に含めることができます。本業などで多額の事業利益が見込まれたとき、この制度を活用してコインランドリー事業に投資をすれば、課税が繰り延べになります。
故障が少ない
従来のコインランドリーは定期的な点検修理が必要とされてきましたが、近年ランドリー機器に強固な素材が使われるようになり、繰り返し使用しても簡単に壊れない、耐久性の高いものが増えてきました。
すでにコインランドリー事業を展開する企業やメーカーは、耐久性の高い機器を揃えて提供しており、オーナーにとっても取り替えの負担がかかりにくくなっています。
コインランドリー事業において、もっともお金がかかるものがランドリー機器の導入にかかる費用ですから、故障の少ない丈夫な機器を使うことで、長期的なランニングコストが抑えられます。
安定的に経営できる
一度店舗を構えれば、あとは利用客が来店するのを待つだけでOKなのがコインランドリーの魅力。オーナー自ら利用客を呼び込んだり、販促活動や営業を行う必要がなく、安定的に経営が続けられます。
客足が伸び悩んでも随時パートナー企業の担当者に相談ができますし、キャンペーンなどの販促活動を続けて経営を行えるので、マンション投資のように「なかなか空室が埋まらない」といった不安定要素が少なく安心です。
不況に強い
クリーニングはシャツ1枚でも200円～500円程度、大物になると3,000円以上になることも珍しくありません。
その点、コインランドリーではいくら洗っても1回につき同じ価格なので、クリーニングよりもコストパフォーマンスが良く、節約志向の方に人気。
時短かつ無駄のない生活がトレンドとなりつつある現状、不況のあおりを受けて客足が急激に落ち込む心配も少なく、むしろ毎日の洗濯を1回で済ませたいファミリー層には、好景気・不景気に関わらず一定の需要があると考えられます。
コインランドリー数の増加
リーマンショック以降、一般家庭では商品・サービスを問わず低価格志向が顕著となり、それに合わせてクリーニングサービスからコインランドリーへの乗り換えを行うユーザーが増えました。
クリーニングは時間がかかるうえ料金も高く、時間とお金が必要ですが、コインランドリーは気軽に来店できるうえ1回あたりの料金も安く、まとめて洗濯物が片付けられます。
ユーザー数の増加によりコインランドリーの店舗も増えましたが、現在も再開発などで新たな住宅地が整備され、以前としてコインランドリーの需要が高い地域もあります。
雨の日にも強い
コインランドリーは店舗型のサービスですから、雨風をしのいで快適に洗濯・乾燥ができます。室内で乾燥まで済ませてしまえるので、自宅で洗濯をして、室内干しを延々と続ける必要がありません。
雨の日はとにかく洗濯物が乾きにくく、他の家事も合わせるとかなりのタイムロスになってしまいますが、コインランドリーならその心配はなし。清潔で湿気の少ない店舗内で、同じく清潔な洗濯乾燥機を使えるので、
まとめ
以上のように、コインランドリー経営には多くのメリットが考えられ、将来への可能性も十分にあります。
節税対策や退職後の収入源など、金銭的な見返りも期待できるため、経営を考えている方は情報収集や説明会への出席など、積極的に行動することをおすすめします。
