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コインランドリー経営の初期投資は何にどれくらい必要なのか徹底解説


不動産経営の新たなビジネスとして注目されている「コインランドリー」。マンションやアパート経営のように空室リスクを考慮する心配がなく、経営が軌道に乗ってくると安定して利益を生み出すことができます。

空いた土地や物件をフルに活用できる投資ビジネスとして人気を集めていますが、ここではコインランドリー経営を行う際の初期費用としてどの程度の費用がかかるのかを紹介していきます。

コインランドリー経営の初期投資費用はどれくらい?

コインランドリーを開業する際の初期投資費用は、物件の大きさや規模によって変動します。以下では、一般的な賃貸経営にかかる費用の内訳を紹介します。

物件取得保証金

物件取得費用は、コインランドリーを賃貸で借りる際にかかる費用の一種です。保証金自体は100万円前後が目安ですが、ここに仲介手数料や前家賃を含めて、月額賃料の3ヶ月分~12ヶ月分の料金がかかります。
保証金とは別に、コインランドリーチェーンのフランチャイズとして運営する際には「フランチャイズ加盟金」として費用がかかるので、事前に確認が必要です。

例えば10坪程度の物件を月額15万円で契約し、賃貸借契約費用が6ヶ月分であれば、約100万~200万円程度の費用がかかることになります。

仲介手数料

物件を仲介によって借り、運営していく場合は仲介手数料を支払います。物件取得保証金や前家賃と併せて月額賃料の3ヶ月分~12ヶ月分がかかります。

前家賃

コインランドリーを賃貸で経営する場合、月々の家賃のほかに前家賃が必要です。物件取得保証金・仲介手数料と併せて月額賃料の3ヶ月分~12ヶ月分程度となります

居住用の賃貸物件を借りるものと同じで、家賃が10万円の物件なら最低1ヶ月分以上はかかると考えましょう。ただしオーナー自身で物件を所有している(賃貸ではない)場合は、前家賃や仲介手数料は発生しません。

店舗規模や現況によりますが、店内の内装工事費やガス・電気・水道などの付帯工事、看板などを含め300万円~500万円ほどの費用が発生します。

内装工事

内装工事は、店舗の内部にかかるさまざまな工事のことです。大きく分けて以下の項目に分けられます。

・電気工事
・給排水設備工事
・ガス工事
・ダクト工事
・看板工事
・内装仕上げ工事
・空調設備工事
・インターネット工事
・電話配線工事

これらの費用をすべて含めると、250万~500万円前後がかかります。(店舗の規模や設備の充実度により変動します)

既存の建物を改装する際にも、すでにある設備がそのまま使えれば費用を抑えられますが、全体で少なくとも200万円以上の改装費をみておく必要があるでしょう。

外装工事

外装工事は店舗の外装部分、サイディング張り替えや看板の設置、その他の装飾などにかかる費用のことです。

目安としては200万円~500万円前後ですが、内装費用と併せて700万円~800万円前後をみておく必要があります。(店舗の大きさや外装の内容により料金は変動します)

ランドリー機器

洗濯機・乾燥機・洗濯乾燥機・シューズ専用洗濯乾燥機など、ランドリー機器を一式揃える際には、1台あたりの単価に台数をかけ合わせた分の費用がかかります。

洗濯乾燥機8台程度で1,000万円前後が目安となりますが、ランドリー機器は新品か中古品かによって価格が変わることに注意しましょう。また、同じメーカーのマシンでも年式やスタイル、機能の数によって価格に開きが出る場合もあります。

事前に間取りの大きさに合わせて置けるマシンの種類や台数を決め、その後予算に応じたマシンを選びましょう。

広告・宣伝費用

コインランドリーを開店する前に、地域住民に周知・宣伝を行うための費用です。効果的にマーケティングを行っていけば、店舗の存在が広く知られるため、広告宣伝費用もしっかりとかけておきたいところです。

ポスティングチラシや掲示物などの広告費用は、年間で50万円程度が目安となります。できるだけ費用を抑えたいという場合には、毎月ではなく数か月に1回など、スパンをあけて宣伝を打っていくようにします。

その他保険加入費用

開業前には、万が一のトラブルに備えて保険にも加入しておく必要があります。地震や火災、盗難など各種トラブルに備えるために、月々の保険料をそれぞれ支払わなければなりません。

保険料は月額数千円程度(5,000円が目安)と比較的安いので、必ず加入するようにしましょう。

独立経営とフランチャイズ経営どちらがお得?

コインランドリーは独立経営、またはフランチャイズ経営のどちらかで運営していくことになります。コインランドリー事業は初期費用が高額になりがちですが、経営のノウハウがあれば独立経営でも黒字を目指すことは可能です。

ただし初めて投資系のビジネスに参入する、またはコインランドリー経営を行う場合は、持ち出しを最小限に抑えるためにサポートを受けることをおすすめします。

フランチャイズ経営を選ぶ際には、加盟金の有無や金額を確認し、どの程度保証が受けられるのかをよく確認してから申し込みましょう。

助成金制度は利用できる?

コインランドリー経営では、「小規模事業者助成金」が活用できます。これは商工会の支援を受けながら経営計画を作成し、計画に沿って販路開拓を行う際に経費の一部が補助されるというものです。

補助率は補助対象経費の3分の2以内、かつ上限額が50万円と決められています。(複数の事業者が連携した共同事業については上限500万円まで)

店舗借入金や設備投資費用の支援には、200万円を上限とする「地域創造的起業補助金」も活用可能です。外部資金調達なしの場合は上限が100万円となります。

地方自治体によっては事業を円滑に進めるために、補助金が利用できるケースも多いです。

補助金や助成金の内容はそれぞれの自治体によって異なるので、まずはお住まいの地域またはコインランドリーの出店を計画しているエリアの制度をチェックしてみてください。

銀行の融資は受けられる?

創業して間もない企業の場合、実績の少ない状態で銀行から融資を受けるのは容易ではありません。

銀行から直接資金を借り入れるのは困難でも、日本政策金融公庫からの融資や、新創業融資制度を利用することができます。

初期投資費用を回収するのにかかる期間

多くの場合、コインランドリーの開業にかかる初期投資費用は1,000万円を超えることになります。

店舗の稼働率にもよりますが、利回りが10%を切らない範囲であれば、1,200万円の初期投資費用を1ヶ月の売り上げが60万円の店舗が回収するには、月々のランニングコストや事業ローンなどを差し引いて、およそ10年程度の期間をみておくと良いでしょう。

計画的な初期投資と助成金の活用を

数億円単位にのぼる場合も多いアパート・マンションの投資に比べると、コインランドリー事業にはあまり費用がかかりません。

しかし慎重に投資内容を計画しなければ思った以上に費用がかさみ、回収に時間がかかる可能性もあります。

まずは出店したい場所の商圏リサーチや事業・収支計画を徹底し、綿密にシミュレーションを行ったうえで必要な設備を導入します。

そのうえで助成金や補助金も有効に活用し、フランチャイズ経営の場合はアドバイスや保証を受けながら、上手に事業を進めていきましょう。