自動販売機・店舗・公共交通機関など、生活圏内のさまざまな場所で便利に利用できる「電子マネー」。実は、身近なコインランドリーでも電子マネーに対応しているケースが増えてきました。
ここでは、コインランドリー経営を考えている方のために、店舗で使える電子マネーについて解説をしていきます。
コインランドリー経営で使える電子マネーを紹介
現在、コインランドリー経営で使える電子マネーは以下の通りです。
交通系ICカード
suica・PASMO・ICOCAなど公共交通機関で使えるICカードです。
基本的に乗車カードとして利用されるものですが電子マネー機能を併せ持っており、クレジットカード・キャッシュカード・社員証・学生証・おサイフケータイ内蔵タイプなどさまざまな種類が登場しています。
suicaのように日本全国に対応しているカードもありますが、ICOCAやTOICAのように一部の地域でのみ対応するものもあります。
WAON
イオングループから登場した電子マネーで、ICカードとおサイフケータイ内蔵タイプの2種類があります。
nanaco
株式会社セブン&アイホールディングスが展開する電子マネーです。ICカードとおサイフケータイ内蔵タイプの2種類があります。
楽天Edy
楽天Edy株式会社が提供するプリペイド方式の電子マネーで、カード型・おサイフケータイ用アプリのほか、フィギュアやリストバンドなどに内蔵されたものも利用できます。
コインランドリー経営で電子マネーを使うメリット
ここからは、コインランドリー経営で電子マネーを使うメリットをチェックしましょう。
両替の手間がかからない
コインランドリーの洗濯乾燥機は1回あたり数百円の料金がかかります。1,000円札を両替機に入れて両替をするだけでも手間がかかりますし、手元に1,000円札がない場合は1万円や5,000円札を1,000円に崩さなければなりません。
そのような面倒な手間が一切かからないのが、電子マネー機能のメリットの一つです。
防犯の面からも安心
お金や財布をコインランドリーに持っていく場合、盗難や窃盗の被害に遭ったり、途中で紛失することを考慮しなければなりません。
少しでもストレスフリーにコインランドリーを利用するなら、やはり電子マネーが便利。スマートフォンなどおサイフケータイ対応端末に電子マネーを入れておけば防犯対策になります。
簡単!電子マネー機器の使い方
電子マネー機器の使い方を詳しくみていきましょう。
1. コインランドリー内の洗濯乾燥機に洗濯物を入れる
2. 電子マネー支払い端末で金額を設定する
3. 電子マネーの種類を選択する(例:PASMOの場合「交通系」と表示されるボタンをタッチする)
4. 電子マネーをかざし、音がしたら支払い完了
5. 洗濯乾燥機が稼働する
電子マネーはカードではなくおサイフケータイなどのように、内蔵されているものであればどんなものでも支払いが可能です。
安全でスピーディな決済が可能
電子マネーは、さまざまな場所で混雑解消やスマート決済のために使われるようになりました。支払いのたびに小銭を数えて出すのは面倒ですし、端数が出る支払いほど電子マネー決済が便利です。
コインランドリーでは電子マネーでの支払いに対応することで、若者や社会人、主婦のニーズに応えることができます。ランドリーの利用だけであれば財布を持ち歩かずに済むので、防犯にも役立ちます。
オーナー側からすると、両替機に釣り銭を補充する手間が減りますし、小銭のみの支払いしかできない他店との差別化も図れますので、いち早く導入を検討したいところですね。