スーパーや商業施設、飲食店などさまざまなお店が導入しているポイントカード。近年ではコインランドリーにもポイントカードやポイント制を導入するケースが増えてきました。
ここでは、ポイントカードやポイント制度を導入するとどのような利点があるのか、オーナーにとってのメリットを詳しく解説していきます。
コインランドリー経営でポイントカードを導入するメリット
早速、コインランドリー経営でポイントカードを導入するメリットを見ていきましょう。
リピーター獲得につながる
ユーザーはポイントが付くことで達成感や満足感につながり、「次も利用しよう」という意欲が芽生えやすくなります。
ポイントを一切発行しないお店はお得感がないと判断されがちですから、ポイントカードやポイント制度の導入は他店との差別化にもつながります。
経営戦略に役立つ
ITシステムとの連携によってポイントを発行すると、利用者一人ひとりの情報が登録され、誰がどのくらいの頻度でコインランドリーを利用しているかが把握できます。
この機能はいわゆる「ヘビーユーザー」と呼ばれる人を分析し、今後の経営戦略にも役立ちます。たとえば30代女性が1ヶ月に何度もコインランドリーを利用している場合、その世代の人に特化した経営を考えることもできますね。
ポイントカードを導入することで実現できること
ポイントカードを導入すると、どのようなことが実現できるのでしょうか。
キャンペーン時に集客率がアップする
コインランドリーの利用者のなかには、意識的にポイントを集めている人もいます。「毎月10のつく日はポイント2倍」などとすると、その日を狙って来店してもらえる可能性があります。
メールマガジンでキャンペーンのお知らせを配信できるサービスもありますので、広く利用者にキャンペーンを呼びかけたい場合は便利な機能を積極的に利用していきましょう。
固定客がつきやすくなる
利用者は常に他店との違いをチェックしています。店内の清潔感や雰囲気などはもちろんですが、ポイントが付くことによって「他のお店はポイントがもらえないからここにしよう」と固定的に利用してもらえる可能性があります。
競合店と重複しているエリアでは顧客の争奪戦が起きやすいのですが、いち早くポイント制度を導入しておけば大きく差別化を図ることができ、多くの利用者から信頼を獲得することができるでしょう。
2店舗目以降の出店に有利
2店舗以上店舗数を増やすようなケースでは、ポイント制度を採用していない店舗に比べて有利に働きます。
どの店舗を利用しても同じくポイントが貯められるので、移動の多いユーザーや固定のコインランドリーを使わないユーザーにとっても嬉しいサービスとなり、「ポイントが貯まるからここを使おう」と思ってもらえる可能性が高くなります。
同じエリア内に複数のお店を出店する場合にはもちろん、異なる市区町村や都道府県に2店舗目以降を出店するケースでは、出張や移動が多いユーザーを囲い込みやすくなるでしょう。
ユーザーニーズに見合うポイントシステム
ポイントカードやポイントが貯まるアプリを採用すれば、ユーザーにとってそのお店はただのコインランドリーではなく「ポイントを貯めたほうがお得なお店」になります。
この意識の変化が固定客の獲得やリピーターの増加につながりますので、前向きに利用を検討してみてはいかがでしょうか。